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税理士の仕事をするようになってから、そして、独立して仕事をするようになってから、自分の考えがゆるやかに変わってきたなと感じています。

 

とっても些細なことではあるのですが・・!

 

例えば…

 

事務所から少し歩いたところに『玉出』というスーパーがあります。

 

大阪らしいとても派手な看板のスーパーで、東大阪市ではあまり見かけないのですが、大阪市内では運転中にちょくちょく見かけます。

 

「派手な看板やな~」と見ておりました。

 

先日、父と母が事務所に遊びに来てくれたので、その帰りに、一緒に玉出に入ってみたのですが、確かに、いろいろと安い食品や総菜物が売られていました。(中、結構広い!)

 

この日は、トマト1パック(3つ入り)を130円で買っただけでしたが、他にもお値打ちな野菜が色々あったので「また、来よう~♪」と。

 

「仕事帰りに寄っても、大丈夫かな?」
「何時までやってるのかな?」

 

と思って見てみると、「365日 24時間営業」とのことでした。

 

思わず「へ~、大変やねぇ。。」と「従業員のみなさん、大丈夫?」と心配になってしまいました。

 

昔のわたし(大学を出てろくに働くことなく、専業主婦になった頃)だったら、

「いつでも来れるやん♪」
「お夜食とか買いにこようかな~♪」

などと単純に便利に思うだけだったかもしれません・・。

 

少し世間知らずで呑気な女性だったかもしれない、あの頃のわたし・・。

 

長時間労働はしんどい、そして人手不足の中365日24時間営業の店を回していくのは大変そう、特定の従業員にしわ寄せとかないよね!?

 

今はいろいろなことを想像してしまいます。

 

実際の内情については全く知らず、勝手な妄想ばかりをして「余計なお世話じゃ。」と思われるかもしれませんが(玉出さま、申し訳ありません。。)

 

ただ、「利用する」だけでなくて、店の状況にまで色々なことを想像をしてしまうのは、やっぱり税理士として働いてきて、色々な会社や事業所さんを見てきた影響かなと。

 

 

また、自宅近くの「大阪王将」というお店にて「生中ください。」と注文したときのこと。

 

運ばれてきた「生中」を見て、「あれ?」と。

 

店員のお姉さんに話しかける。

 

私「これはビールじゃないですね?発泡酒ですか?」

 

店員さん「そうですけど?金麦です。」

 

わたし、「生中」というのは、単純に「生ビール」のことやと思てたんですね。

よもや「生発泡酒」が運ばれてくるとは予想だにせず・・。

 

私「そ・・そうなんですね・・。」

私「では、生ビールを頼みたい場合は、何て注文すればよいのです?」

 

店員さん「生ビールは置いてません。」

店員さん「生ビールはありませんが、瓶ビールならあります。プレミアルモルツの。」

店員さん「よろしければ交換しましょうか?」

 

わたしは単純に質問しただけなのですが、店員さんからすれば、『飲みたくない発泡酒が運ばれてきてガッカリしてる客』に映ったかもしれません。

 

だから、ご親切に「交換します」と提案してくれたのだと思います。

 

しかし、それは丁重にお断りしました。

 

そもそも、ドリンクメニューをしっかり確認せず、テキトーに頼んだ自分が悪いですし、食べ物(飲み物)を粗末にするのは気が引けます。

 

それに、もし交換すれば、この金麦は利益を生み出さずに、廃棄されてしまう運命です。
微々たる金額であっても、それは店の経営にとって良くないこと。

 

そんな考えも、税理士の仕事をするようになってから真っ先に頭に浮かぶようになりました。

 

お客様にはしっかり利益を出して、豊かに発展していただきたい。

自身の事務所もお役に立ちながら、利益を出して、いつまでも存続していきたい。

自身に利益をもたらさなくても、些細なことでも関わってくれる全ての事業者にも。

 

(ちなみに、生金麦は美味しかったです♪)

 

その他には、当たり前のことですが「キャンセルはしない」ということも気を付けるようになりました。

 

ほんと当たり前のことですが・・!

 

自身や家族がお世話になっているサービス事業所について、

「ちょっと仕事が立て込んでるな・・」
「○○をキャンセルして時間作りたいな・・」

悪魔のささやきが一瞬、頭をよぎることもありますが・・!

 

しかし、事業者サイドは自分のために、枠を空けてくれているし、時間を作ってくれていることを考えると、簡単にキャンセルは出来ないな・・と。
「なんとか、頑張ろう・・!」と。

 

 

あと、これも当たり前のことですが、自身が顧客の立場で、物を買う予定だったり、サービスを受けるにあたって、見積書を送って貰ったり、説明の時間を頂戴したら、たとえ「お断り」する場合であっても、きちんとご連絡をしてその旨をお伝えし、時間を頂いた御礼を述べるようにしています。

 

まぁ、「断り」の連絡なんて「いらんわい!」と思う業者もいるかもしれませんが・・

 

でも、わたしが、同じ立場で、先方様から連絡がない、ということも経験したことありますが、少し寂しい残念な気持になりました。

 

だから、自分が同じようなことはしたくないな・・と。

 

ただ、わたしが顧客の立場で「お断り&御礼のメール」をして、それに対して返信が無い、ということもありますが・・(苦笑)

 

断りの連絡なんて、やっぱり「いらんわい!」ってことなのかな?(苦笑)

 

みなさんは、どう思いますか?

 

わたしは、こんなかんじで仕事をするようになってから、とりわけ独立してからは、ゆるやかに自分の思いや考えが変わっていったな。と思います。

 

☆★☆ 編集後記 ☆★☆
本日は午前と午後のアポの間に少し時間があったので、
事務所近くの聖マリア大聖堂へ。
ここへ来ると子どもが母の腕の中に抱かれたようにホッとします。