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「謝ってばっかりおったらあかんで!?」

 

電話を切ったばかりのわたしに職場の上司が詰め寄ってきた出来事をふと思い出しました。

 

勤務時代の話です。

 

(注)独立する前、わたしは複数の事務所に勤めていました。独立する直前の事務所の話というわけではありません。

 

内容は忘れてしまいましたが、何かのミスをして、担当先の経理担当者にお詫びの電話をしていたと思います。

 

上司はわたしが電話で話しているのを聞いていたようです。

 

電話を切るやいなや上司から冒頭の注意を受けたので、真意が分らず、わたしは上司の顔を見上げました。

 

すると、

 

「簡単に謝ったらあかん。」
「信用なくすで!?」

 

と。

 

ミスをしたのは確かに反省すべき点ではありますが、そのことでお詫びしてはいけないとは…。

 

もちろん、「謝ったら済む」「とりあえず謝る」みたいな考えはダメだと思いますが…。

 

違和感を覚えましたものの、「わかりました。」と返事をしてこの話題は打ち切りとなりました。

 

ミスはしないように全力を尽くす。でも、万が一ミスをしたときは、誠意をもってお詫びしたい

独立しまして3年余り。

 

幸いにも大きなミスはせずに来ていますが、それでも小さいミスは幾つかありました。

 

その度に誠意をもってお詫びをし、その後は改善できるよう努めてきました。

 

ミスをしてとてつもなく凹んだこともあります。

 

お詫びしてお客様に「いえいえ、お気になさらず。」と言っていただけても、やっぱり落ち込みます。

 

「このような思いは2度としたくない。」
「ツーアウトが終わりのとき。」

 

ミスをしたときのお詫びはワンアウトをした自分への戒めもあります。

 

税理士が謝らないことで訴訟に発展することも!?

以前、WEBで受講した研修(テーマは「租税裁判例」だったと思います。)で、講師先生が、

「訴訟になる多くの原因は、税理士が謝らないこと。」と仰っていました。

 

誠意をもってお詫びをすれば、頑なな相手の心もほぐれて、和解できたかもしれないのに、訴訟にまでこじれてしまうのは、残念なことだと感じます。

 

訴訟など平和主義で揉め事が嫌いなわたしには耐えられそうにもありませんし。。(汗)

 

やっぱり、思うことは、万が一ミスをしたら、誠意を持ってお詫びする必要があるということ。

 

そして、ミスを誘発するような状況(仕事を詰め込みすぎて疲労困憊する状況など)を作らないことも気を付けていきたいです。

 

☆★☆ 編集後記 ☆★☆
最近、ZoomセミナーやZoom飲み会に参加しました。
来月からは、Zoomでお打ち合せをさせていただくお客様も。
(お客様遠方に異動されるため。)
頑張ろうと思います。