連日のように各メディアで報道されている新型コロナウイルス。
まだまだ終息の目途が立たないことに不安を覚えますし、日常生活でも様々な影響を受けています。
まず大きいのが、子どもの学校や甥っ子の幼稚園がお休みになっていること。
特に甥っ子は今年の3月に卒園だったのですが、その卒園式もどのようになるか分らない状態とのこと。
残りわずかな幼稚園生活を楽しむはずだったのに、とてもガッカリしているようです。
万が一感染したら…気を付けてはいるものの、漠然とした不安はありますし、今回の事態で売上げが激減している業界もあり、経済に深刻な打撃をあたえてる状況も心配です。
人それぞれの状況にもよるかと思いますが、多くの人が何らかのストレスをかんじてるのではないでしょうか。
世の中は、そして人生は「何が起るかわからない。」と日頃から肝に命じているものの、非常事態になると、しみじみ、「何もない平凡な日常はありがたい。」と気付かされます。
非常事態にかんじるストレスは辛いですが、それは時に人を強くする
ここからはわたし個人の経験談となりますが、時に思い出して励まされる過去のストレスがあります。
2019年6月のこと
このブログにも何度か書きましたが、2019年6月に子宮筋腫の核出術を受けました。
手術そのものや入院、術後しばらく、痛みや不自由さで辛かったのもありますが、
それよりも辛く心に残っているのは、術前のこと。
手術で子宮筋腫と判明しましたが、術前の検査では卵巣腫瘍と言われていて、手術で腫瘍を切除して病理検査しないと、良性か悪性か判断できないと主治医から言われていました。
また、術前に受けたMRI検査で「卵巣癌の疑いは否定できない」との検査結果が出てしまい…。それにより、腹腔鏡での手術は不可となり、開腹手術になってしまった経緯があります。
(腹腔鏡は術前検査で「確実に良性」とならない限り、受けることが出来ない。)
「わたし、いつまで生きれるんだろう。」
「開業してまだ2年半くらいなのに、もう終わりのこと考えないとだめなの?」
怖くて不安な気持に耐えることはとてもストレスでした。
最終的に手術で子宮筋腫と判明するまでの期間、約1ヶ月とちょっと。
辛かったですが、心のどこかでは、
「もし、悪い病気でも絶対に打ち勝つ!」
「でも、もし勝てなかったとしても、わたしは最期まで自分の命を輝かせるんだ。」
と覚悟を決め、静かな時間を過ごしていた部分もあります。
そんな、いろいろな思いが交錯した出来事。
今、仕事やいろいろなことで、ちょっと「しんどいなぁ。」とか「辛いな。」と思ったときは、あの時のことを思い出します。
すると、
「なんくるないさ~」
「生きてるだけで丸儲け。」
と前向きな気持になれます。
「生きてるだけで丸儲け」は、明石家さんまさんの座右の銘みたいですが、わたしも気に入っている言葉です。
税理士受験生時代の経験も心を強くした
税理士受験生時代は、ほとんど働きながら勉強していましたが、受験勉強に専念していた期間もありました。
切り詰めに切り詰めた生活ではあるものの、どんどん減っていく貯金・・。
でも、まずは合格するために圧倒的な勉強量をこなさないといけないので、バイトする時間はありませんでした。(育児、家事もあったし。)
ゼロスタートで開業した当初、不安で心が弱くなった時は、その時代のことを思いだし、自分を励ましたものです。
「あの時に比べたらマシだよ。」
「今はバイトしようと思ったら何か出来るし。」
と。
受験生時代の過酷な生活は、ゼロスタート開業の不安に耐えうるメンタルの土台を築いてくれました。
過酷な生活、非常事態の経験は辛いですが、心を強くするものでもあります。
そんなふうに思ったら、少し心が軽くなりませんか?
☆★☆ 編集後記 ☆★☆
本日の午前中は、お客様先でのお打合せ。
その後はモクモクと確定申告を。
郵便局で春らしい切手も買いました。
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