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独立開業をすると、いろいろな新しい経験が待ち受けていましたが、そのうちの1つに『自分の事業の経理』ということがありました。

 

職業柄、独立開業する前(所属税理士の時)も沢山の会社さんや事業者さんの会計帳簿を見てきましたが、自身の事業の会計帳簿を作成することは、これまでとはまたひと味違う、新鮮な感覚がありました。

 

「これはわたしの数字。」と感慨深くマジマジと眺めたものです。

 

先日、独立して早3年目に入りましたが、今もその気持ちがあります。

 

自分の事業の帳簿は一言日記のよう

わたしの事務所の2018年度の数字は固まってはいますが、まだ確定申告書は提出しておりません。

 

もうじき、確定申告e-taxの個別コンサルティングのお仕事がありますので、直前に自分の確定申告書で練習しようと考えています。

 

ちなみに、お客様の確定申告のお仕事(わたしの方で作成→e-tax送信)については、全て税務ソフトで行なう予定ですが、自分のものは上記の理由により、国税庁のe-taxで行なう予定です。

 

自分の2018年のデータを総勘定元帳で見直していると、いろいろと懐かしい場面が思い出され、「帳簿は一言日記のようだな」とかんじています。

 

例えば旅費交通費などでは、
『大交 長田 - 大交 天王寺 ○○様 初回面談へ』
みたいなかんじで摘要が入力されています。

 

PiTaPaやSuicaをクラウド会計に連系させていますので、
『大交 長田 - 大交 天王寺』までは自動で取り込まれるのですが、
続きの『○○様 初回面談へ』などの細かい内容は追加でその都度入力をしています。

 

見返すと、その時の服装(おろしたてのワンピースにジャケットを羽織っていた)、髪型がうまく決まらず結局1つに束ねたこと、春の日差しの中足早に移動した道路、ホテルのティーラウンジで1番静かそうなテーブルを探したこと、初回面談が終わりホッとして乗り込んだ地下鉄で見たスマホのメッセージなどが色鮮やかな記憶として蘇ってきます。

 

そのお客様も今ではずいぶんと気心が知れましたが、あの時が始まりだったんだなぁと。しみじみ思います。

 

覚えなくていいようなことかもしれませんが、このようなことって結構覚えている方です。

 

また、経費にしないものもクレジットカードやETCの連系機能でクラウド会計が取り込んだものについては「事業主貸」という経費から外すプライベート用の勘定科目で記録をしているのですが、これらもホント、後から見返すと一言日記みたいで楽しいです。

 

「母の日にあげたこの美容器具はよかった。」
「松阪市に行った高速代だ。」
「去年は息子の海水パンツも買い替えたよなぁ。しかし前のは長持ちした。」

 

などです。

 

確定申告とは全く関係ないことばかりですが。。(^_^;)

 

会計データを見たり触ったりが結構好きです

もともと会計データを見るのが好きですし、ざっくり入った数字について残高を合わせたり、足りない分を追加したりで本来の美しい姿に整えていく作業も結構好きです。
(完成したらスッキリします。)

 

そんな帳簿オタク(?)にとって、自分の思い出が詰まった会計データは「宝」とも言えます。

 

実際に「宝」といえるような数字や成績であるかどうかは別として、自分が一年かけて積み上げてきたという重みはかんじますね。

 

このような感覚を楽しめるのも独立開業の醍醐味だとかんじています。(^_^)

 

☆★☆ 編集後記 ☆★☆
本日の午前中は子どもの学校へ。
帰り道、またお気に入りのお母さんと30分ほど井戸端会議を楽しみました。
親近感があると思ったら、
トシも1歳違い、出身中学はお隣の中学校でした。
(しかし、高校は段違いにお母さんの方が賢い高校でした。)
(中学時代オール5だったとのこと。)
趣味がゲーム(ネット上の人と対戦できるとか)というのも
可愛らしい人だなぁと。(^_^)

 

☆★☆ Run Diary ☆★☆
お休み。