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本日の昼下がり、顧問のお客さまから、「弁護士さん紹介してほしい」とのご連絡がありました。

 

少しトラブルがあったご様子。

 

弁護士さんといえば、これまで、お客さまからお預りする資料の中に法律事務所の請求書が紛れていたり、「弁護士さんに相談してみました。」みたいにご報告いただく、ということはありましたが、直接わたしからご紹介することはありませんでした。

 

しかし、お客さまからご連絡をいただいて、ひとりの弁護士さんのお顔が浮かびました。

 

今年の6月に士業交流会でご一緒させていただいて、ご挨拶のメールをいくつかやり取りさせていただき、その後、社労士さんや司法書士さんなども交えての飲み会にもご一緒させていただいた先生。

 

これらの交流の中で、その弁護士さんのお人柄の良さは分っていました。

 

「開業したばかりでフットワーク軽いです!お客さんのこと以外にも、峯松先生自身のことで心配なことがあれば、何でも気軽に聞いてください。」と仰ってくださったり、
飲み会の席ではお酒をたくさん召し上がって「うちは父親がかなりの酒飲みでね。家に酒が無くなると、殴られたんですよ。」などとお話しされたり。
「いかにもお偉い弁護士先生」というかんじではなく、柔らかな雰囲気をもっておられました。

 

久しぶり、しかも、急なご連絡だったのにもかかわらず、その弁護士さんは気持ちよく対応してくださり、お客さまとの直接のやり取りに繋げることができました。

 

後からお客さまから頂いたチャットワークでは、「紹介していただき、ありがとう。」と、とてもご満足しておられ、元気が出られたようで安心しました。

 

と、同時に、「あの時、士業交流会に頑張って行っておいてヨカッタ」とも。

 

そう、あの日、あの時、わたしは、前々から予約していた士業交流会を疎ましい気持で「なんとかキャンセルできないか」と考えていました。

 

時は、7ヶ月前の2019年5月へとさかのぼります。

 

2019年5月半ばのとある日

あの日、わたしは不安の渦の中にいました。

 

前日に受けた婦人科の検診で「左の卵巣が腫れている。これは手術しないと治らないレベル。」と言われたからです。(後の手術で子宮筋腫と判明。現在は治癒。)

 

ネットで「卵巣 腫れ」で検索すると、飛び込んでくる「卵巣がん」の文字。

 

これから手術に向けての精密検査が始まるという入口の段階で、
告知を受けたわけでもないのに、その疑いに言いしれぬ恐怖を覚え、ひとり怯えていました。

 

医師にくらいついて質問する勇気はないくせに、ネットだけは読み漁ってしまう。

 

『卵巣の固い腫瘍は8割方悪性』という記事を見ては、エコーの自身の画像と見比べ「わたしのは液体ではなくて、どう見たって固そう。。」「ということは・・」と絶望したり。

 

急に自分だけが冷たい闇に引きづり込まれてしまったような気持に。

 

同業者の方々のブログやSNSをのぞくと、沢山の方々が記事やツイートを投稿している。
その世界は活気があり、明るく平和に見えた。

これまで自分も端くれながら普通に存在できてた世界…。

 

しかし、今はもう遠い世界のように思えました。

 

そんな中、晩に開催される士業交流会の予定が。

 

「行きたくない。家にいたい・・」

 

しかし、もうキャンセル料がかかる時期でしたし、その連絡をするのも面倒。
それに1度決めて相手に伝えたことを「やっぱり無し」とすることはわたしが1番嫌いなこと。

 

わたしは自身に言い聞かせました。

 

「悪い病気と決まったワケではない。」
「万が一悪い病気だったしても、頑張らなければならないことに変わりはない。」

 

この日は少し強めにアイラインを引いた。
すると自然に目力が宿って不安な気持を封じ込めたように思えた。

 

強い顔の自分に満足して出掛けて行きました。

 

負けないでよかった

あの時、不安に負けてキャンセルしないでよかったなと思います。

 

本日、お客さまに良い弁護士さんを紹介して安心していただけましたし、その士業交流会で出会った女性社労士さん達と先日忘年会で楽しい時間を過ごすこともできました。

 

その時は「嫌だ」「避けたい」と思うような事柄でも、逃げずに頑張れば、そこからまた新たな何かが生まれるものだと改めて思いました。

 

でも、ひとつの後悔あり

それは、士業交流会の後に、その弁護士さんがせっかく「事務所にご挨拶にきたい」とメールをくださったのに、やんわりとお断りしてしまったことです。

 

1番の理由は、恐縮してしまったことでしたが、検査等が続き、不安で疲弊してしまったこと。入院までに納品しなければならない仕事で頭がいっぱいいっぱいだったことにありました。

 

そこがまだまだ未熟でヘタレなんだと言いたい。

 

その弁護士先生には本日、「改めて御礼とご挨拶にお伺したい」旨メールさせていただきました。

 

しかし、気忙しい時期だし、もしかしたらお断りされるかもしれません。。

 

本当、あの時、きちんとしておくべきでした。

 

どんなときでも、もう少し余裕を持てる自分でいよう!

 

今後の課題にします!

 

☆★☆ 編集後記 ☆★☆
昨日は八尾市と羽曳野市へ土地の調査へ(贈与関係)
八尾市役所の中で販売されていたクッキー、
八尾市にある「社会福祉法人ゆうとおん」の障害者の方々が作ったもの。
障害者の方が作るお菓子は優しい味わいがして大好き。
機会があればチャンスとばかりに買ってしまいます。
優しい小麦の味がして、瞬く間に全部食べてしまいました。
(少しづつ食べるってことがホントできない・・)
本当は買い溜めしたいけど、この大食い性質のせいで残念。