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独立をし、自分が税理士事務所を経営するようになって
よかったと思うことの一つに経営者の痛みがわかるようになったことです。

痛み、と書くとなんだかとっても辛いことのように聞こえますが、

別の言い方をしますと不安、孤独、のようなかんじです。

 

仕事がなくなったらどうしよう・・

これからAIが台頭してきても生き残れるかな・・

(ひとり経営の場合)病気になったらどうしよう・・

資金繰りは大丈夫かな・・

大きなミスをしたらどうしよう・・

 

不安や心配なことは挙げるとキリがありません。

 

また、ふとおやつを食べたり、息抜きにお酒をのんだりしているときも、

こんなことしているヒマがあったら、もっと仕事にプラスになること
考えた方がいいのでは?
呑気にプリンなんか食べてる場合じゃないよ。

とか思って、

無意識にじりじりと自分を追い込んでしまったり・・

 

これらの悩みは、勤務の頃には想像もしなかったことでした。

 

だったら、こんな痛みをかんじなかった勤務の頃に戻りたいか?といえば、

それはNoです。

 

勤務の頃は勤務の頃で、上記のような痛みや不安は無縁でしたが、

 

人間関係の悩み(お局オバチャンに攻撃される)
所長の顔色うかがい、
休みたくても休みたいと言えない、
自分で仕事を選べない(従うのみ)
(↑勤務しました複数事務所の悩みが混じっております。)(1箇所分ではない)

 

などで命をすり減らしていましたから。

これらの勤務の頃の悩みの方が、自身にとっては耐えがたいものです。

 

独立した今も確かに大変ではあります。

ただ、今の悩みは同じ経営者であるお客様と同じ痛みであるとかんじていて、

だからこそ、わたしはこれらの痛みを噛みしめています。

経営者の痛みがわかるようになってよかったとも思っています。

 

また、痛みだけでなく、喜びもわかります。

 

起業するときのワクワク感。

新規の仕事を獲得したときの喜び。

業績が伸びてきたときの躍動感。

 

我がことののように嬉しく思います。

仕事をやっていて自然と笑顔になる瞬間です。

 

勤務の時代は、ストレスが辛くて、

お恥ずかしながら、無気力にまかせて休日に1日中ゴロゴロ過ごしたり、
たくさんお酒を飲んだりする時もありました。

今は、仕事が原因で無気力になってゴロゴロしたり、
たくさんお酒を飲んだりすることは無くなりました。

痛みをかんじても、正面から向きあえるように。

ようやく、自分らしい生き方、見つけたと思います。

 

補足・・
アイキャッチ画像は、本日に歩いていて、ふとドブ川を見下ろすと
泳いでいた2匹の鳥を撮影したものです。
なぜ、こんな汚いドブ川に住んでるの?
何を食べて生きているのかな?
わたしの心配をよそに、
元気に泳ぐ2匹の姿に関心しました。

 

☆★☆ 編集後記 ☆★☆
Facebookで友達になっていただいている
税理士ブロガーさんにブログの内容のことについて
(今やっているお仕事関係)
Messengerで質問させていただきました。
お忙しい中、ご回答をいただいて、とても感謝しております。
ありがとうございました。m(_ _)m