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少し以前になるのですが、教師をされてる方とお話しをする機会がありました。
(子どもの関係ではありません。)

 

その時に少し大変そうな職場環境の話題があがりました。

 

なんでも同僚で鬱病になったり体調を崩してしまう教師が多くいらっしゃるとのこと。

 

「それは保護者からのクレーム対応とかが大変でそうなってしまうのですか?」
とお伺いしたところ、どうやら違うらしい。

 

保護者からのクレーム対応の大変さは、原因のうちの1割くらいのもので、9割は職場内の人間関係の悪さが原因とのことでした。

 

それを聞いて驚いたものの「どこも同じなのね…。」となんとなく納得できる部分もありました。

 

もちろん、全ての学校という職場がそのような事態に陥っているわけではないと思います。

 

それにしても、組織の大変さを改めて思う。

 

体調を崩すまでの居心地の悪さや歪みが渦巻いているとは…。

 

体調を崩してしまう人も初めは、念願の教師になって「頑張るぞ!」とやる気がみなぎっていたはずです。

 

純粋に仕事だけを頑張りたくても、それを阻止する黒い影。

 

次第にその清々しい志しが蝕まれていく環境…。

 

生き抜くためには、気にしないのが1番かもしれませんが、強靱なメンタルも必要ですね。

 

逃げ出してしまいたいでしょうが、逃げ出してしまえば、もう同じような教師には戻れない可能性もありますし、運良く、他で採用されたとしても、そこで上手くいく保証も何もない…。

 

悩ましい問題だと思います。

 

そして、先日も、一般企業で正社員として勤務されながら、事業を始めたい、という女性のご相談をお伺しました。

 

一つの会社に勤続17年以上のキャリア、その間、海外勤務もこなされてきた優秀な女性です。

 

一つの会社に長年勤め続けることが無理だったわたしはただただ関心しました。

 

しかし、優秀なゆえ、嫉みやひがみを受けておられるようで、特に男性社員の嫉妬が酷いようでした。

 

「嫉妬」という字にはオンナ偏が使われてますが、嫉妬をするのは何もオンナだけではありません。

オトコも参戦の江戸城大奥ばりの足の引っ張り合いとは想像しただけで大変そうで疲弊します。

 

これまで長年勤め、生き抜いてこられている強い女性なので、あっけらかんとお話しをされてましたが。

 

「どうか体調を崩されませんように…」祈るような思いでお客様の顔を見つめました。

 

いずれのケースも職場という組織の中でおこっていることです。

 

改めて、職場という組織の中で「純粋に仕事だけを楽しみ、頑張る」ことは難しいのかなぁと。

 

かくいうわたしも、税理士業界に入りたての頃は、お局オバサンにいじめられて家に帰ってからピーピー泣いてました。

 

ヘタレでしたので、すぐに負けて、幾つかの事務所の転職を余儀なくされました。
(税理士業界の場合、転職しやすかったのがまだ救いでした。)

 

資格を取ってからも、わたしがあたかも「棚からボタモチ」的に資格をゲットしたみたいに「ズルい」とか言われたり…。その頃には涼しい顔でスルーするくらいにわたしも成長していましたが、面倒だなぁとゲンナリしたものです。

 

独立して組織を抜け出すことで人間関係の煩わしさから解放された

上述しましたように、わたしも職場の人間関係には苦労してきたクチです。

 

しかし、独立開業することで職場という閉鎖的な環境や煩わしい人間関係から逃げ出すことができました。

 

そして独立開業は独立開業でも「ひとりで開業」することで、より自由な空気を満喫することができていると思っています。

 

もし人を雇っていれば、スタッフとの人間関係が生じ「うまくやっていかないと!」という緊張が生じてしまうのかなと。わたしの場合。

 

また、ある程度の人数が増えてくると、その人達がうまくやっていけるようにマネジメントするスキルも必要となってきます。

 

そんなマネジメントに心を砕く必要があるのなら、純粋に仕事だけに向き合っていたいなと思うのです。

 

少し前にスタッフを雇っている同業者の方とお話しをしたときに、その同業者の方が
「スタッフから(辞めるかもと)脅されている。」と仰っていました。

 

おそらく冗談も入っておられると思いますが…。

 

しかしながら想像してみた。

 

スタッフから「辞めるかもやで。」と日々脅されたり匂わされたりしたらと…。

 

そんなの、もー、たまりません。
(今は人手不足が深刻なので余計に。)

 

独立してせっかく「上司の機嫌取り」から解放されたのに、独立後は「スタッフの機嫌取り」なんて・・・。

 

わたしにはちょっと無理かもです・・・。

 

ただ、そこは人それぞれの価値観なので、「ひとりは無理」「チームで頑張りたい。」という人も多くいらっしゃいます。そんな方々にとっては、多少のリスクや気苦労はあっても、全然OKかもしれませんね。

 

そこはもうホント人それぞれだと思います。

 

が、わたしはダンゼン「ひとり開業」オススメ派です…!

 

☆★☆ 編集後記 ☆★☆
本日にお客様からいただいた芋ケンピがとても美味しかった。
少し暑さが和らいだとかんじた今日、
食欲の秋の到来です。(^_^)