昨日の記事で、わたしは税理士事務所への転職の際、当時心がけていたことについて、概要的なかんじでかかせていただきました。
ちなみに、転職活動の際に実際にわたしが使っておりましたツールは、人材紹介会社
(T○Cプロフェッションバンク、M○ジャパンなど)やハローワークでした。
心がけていたこと
1. 自分が面接をされるだけでなく、自分が事務所を面接するくらいの気持ちで臨む
(事務所の雰囲気やどんな人が働いているかなど、五感を研ぎ澄まし観察する。)
書類選考を通過して、いよいよ面接に呼ばれたとき、それはその事務所の内部に入り込み、観察できるラストチャンスと言えます。
面接されるだけでなく、心の中では主導権を自分が握り「面接するわよ。」みたいな気持ちで臨みましょう。
特に、どのような人が働いているかはできるだけ見ておきたいものです。
まぁ、見れると言っても限られるかもしれませんが、お茶出しの人くらいは見れますよね。
その人が仏頂面だったりすると要注意です。
(たいがい意地悪です。)
わたしの経験では、自身が有資格者となった時の就活で、二次面接に呼ばれて、その帰りに速攻で辞退の連絡をしたことがありました。
所長は、税務書籍も出しておられるようなスゴイ先生でしたが、とても穏やかで好印象。一次面接は和やかに終了しました。
しかし数日後に呼ばれた二次面接で事態は急変します。
その時同席していたわたしより10歳くらい年上の女性税理士の仏頂面がとにかく怖かったのです。(おそらくお局様かと。)
状況的にはダンナが自分より若い愛人を連れてきて、不機嫌な本妻、みたいな。
(なんのこっちゃ。。)
お局様に「どんな仕事がしたいのですか?」と質問されて、
「内勤だけでなく、お客様に直接対応したいです。」「経営者のよき相談相手としてもお役に立ちたいです。」と答えたところ、
お局様「はぁっ!?ここは内勤がメインよ。それは叶わんわ。」と。
(実際にはこんな言い方ではありませんでしたが、イメージ的にはこんなかんじ w )
肝心の所長先生は不機嫌な本妻を前にタジタジなかんじで終始ダマって聞いているだけでした。
それを見て『こりゃ、ダメだ。』と思い、その事務所を出てすぐ、地下鉄の通路の比較的静かな場所で人材紹介会社に辞退の電話を入れました。
なんともイヤなかんじの面接でしたが、
もし二次面接がなく、一次面接のみで入社していたら、どんな状況が待ち受けていたのかと想像すると二次面接があってよかったと思います。
2. 人の出入りの激しそうな事務所は避ける(応募しない。)
1~2年に1回のサイクルで転職活動をしていて、ハローワークなどの求人サイトを見ていると、毎回とは言わないまでも、頻繁に登場してくる税理士事務所がいくつかありました。
「この事務所の名前、前も見たぞ。」とアタマの片隅に覚えているものです。
たまたまかもしれませんし、ちょうど成長期で人を増やしていくタイミングだったかもしれませんが、記載されている従業員数に変わり映えがないと、なんとなく
「人の出入り、激しいのかな・・」「ここは止めておこう・・」と思いました。
3. 飛び込み営業アリの事務所は避ける(応募しない。)
1回だけでしたが、ハローワークの求人の中で業務欄に「飛び込み営業」と記載されている求人がありました。
「仕事獲るのは所長の仕事でしょ!?」と違和感が。。
もちろん、応募はしませんでした。。
4. 遠方の事務所は避ける(応募しない。)
通勤は電車の乗り換えが1回以内&1時間以内で行けるところと決めていました。
通勤は毎日のことになるので、できるだけ近い方がいいです。
5. 給与が激安の事務所は避ける(応募しない。)
給与の記載はほとんどの求人票で、例)月給25万円~45万円 みたいに表示されていました。
この場合、スタート時はほとんど25万円となります。
(45万円というのは99.9%、ない。)
わたしは面接時に交渉等をしたことがなかったからかもしれませんが。
なので、ここの部分があまりにも安いと「搾取だ。。」「止めておこう。」と思いました。
6. その場で「内定」と言われてもすぐに返事をせず、いったん持ち帰る
面接時に「内定」と言われ、まだ軸が定まっていなかったわたしは、「検討させてください。」と言えず、入社してしまったことがありました。
(その日に職員全員と自己紹介をかわし、入社の書類を書かされ、入社日に歓迎会が開催された。)
しかし、
残業が多く、定時になっても誰も帰らず、21時くらいでもみんな残っている
(繁忙期でもないのに、やること無くても帰りづらい雰囲気。)
30分早く来て掃除。
元々いる女子職員2人が仲間はずれにしようとする(無視など。)
朝の朝礼で当番は発表したり、大声で社訓(?)をシュプレヒコール。
などにより、入社10日程でギブアップしました。(黒歴史。)
実は面接の時からなんとなく違和感をかんじていたのに、断り切れなかったのは、完全に自分の至らなさです。
この失敗以降は、面接時に「内定」や「合格」と言われても、「少し検討させてください。」と一旦持ち帰るようになりました。
(即答しないと怒るような事務所なら、初めからご縁がないと割り切るように。)
7. 自分の譲れない希望(例えば、「子どもの学校行事等で休めるか」や「こんな仕事がしたい」など。)は伝える(伝えてダメなら「ご縁はなし」と割り切る。)
この業界に入った当初、平日に全く休めない事務所に入ってしまい、かなり苦労しました。
この経験が教訓となり、子どものことで平日休むこともある旨については書類選考時の履歴書に明記するようにしました。
難色を示す事務所は面接に呼んでくれないと思いましたが、それはそれでOKと割り切りました。
あらかじめ明記することにより、面接時に嫌な顔をされることなく、「平日まったく休んだらダメ」という事務所を避けることができました。
8. 残業が著しく多い事務所は避ける
人材紹介会社の担当者に「残業はあまりしたくない。」とあらかじめ伝えたり、
ハローワークの求人では求人票を見て「残業 月平均 10時間以下」くらいのところを探していました。
また念のために、面接時にも「残業はどれくらいありますか?」と質問をし、確認をしていました。
10人以下の小規模事務所の場合、パターンはざっくりと3つに分かれる!?
ざっくりと次のようなかんじかなと。
① 所長は良い人だが、長年居座っているお局や番頭がハバを効かせている。
② 所長はやりにくい人だが、従業員は励まし合いながら耐えている。
③ 所長やりにくい × 長年居座っているお局や番頭がハバを効かせている。
「所長いい人 × 従業員も全員いい人」というのが理想ですが、なかなか無いかんじがします。
もし、そんな事務所に就職できたら、絶対辞めてはいけません。
独立するまで、そこで頑張りましょう。
辛いことに、たいがいは①~③になるのかなと。
(程度はいろいろあると思いますが。)
どれもイヤだなぁと思いますが、わたしの考えでは、②が1番マシのように思います。
① の場合は、お局や番頭は勉強をしていない又は勉強を止めたなどの人が多い傾向で、有資格者や勉強を頑張っている人に嫌味を言ったりの面倒な状況が危惧されます。
③は1番嫌ですね。でも、これも結構あるというのが世の中というもので、ホント辛いところです。
この逆境をバネに勉強を頑張り、1年でも早い独立を目指せればよいですが、あまりにもヒドイ場合は、逃げるのもアリかなと思います。
体調を崩してしまうと大変ですから。
自分の心や体は自分で守るしかないので、どうか無理しないでください。
居心地よさそうとわたしが考える事務所形態とは!?
わたしにはご縁がなかったのですが、『所長と2人事務所』って結構、居心地良いのでは!?と勝手に想像しています。
(所長の人柄にもよるかと思いますが。。)
開業数年後に軌道に乗ってきた事務所で「そろそろ人雇おうか」のトップバッターになるかんじです。
おそらく、当面は所長と2人きりなので、他の従業員から嫉妬やマウンティングを受けるリスクはないと思います。
(所長は自分の従業員に嫉妬やマウンティングはしないでしょうから。)
また、所長の外出時は、実質『ひとり事務所』状態で、電話がバンバンかかってこない限り仕事に集中できます。
あとは、2人目が入ってきたときに、その人がいい人だったら、更にgoodですが、ここがちょっとした関門かなと。
(毎日顔を合わせると、人間同士、どうしてもヒズミが生じてしまいますので。。)
(でも、面倒なお局や番頭よりはマシかな!?とも。。)
最後に・・
自身の税理士事務所の転職の経験等についてお話させていただきました。
とりとめのないかんじになってしまいましたが、ご参考の1つにしていただけましたら幸いです。
☆★☆ 編集後記 ☆★☆
本日はご来所いただいての確定申告のお打ち合わせ後、内勤。
13時過ぎに「お昼どうしよう。。どこか食べに行こうかな。。」
と一瞬考えましたが、
結局、ビル1階のコンビニで調達。
またまた干物女に逆戻り。
寒いと干物率が上がるようです。
でも、個の空間ってやっぱり落着くので好きです。(^_^)
☆★☆ Run Diary ☆★☆
お休み。
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