こんにちは。

ご訪問、ありがとうございます☆☆☆

 

平成29年も、10月に突入し、半ばを過ぎました。

早いですね！

個人事業主のみなさん、

今年、事業はどのようなかんじで進んでこられてますか？

今年度も残り3ヶ月を切り、第四四半期に入りました。

なお、第四四半期とは、会計年度（個人事業主は暦年）を期首から3ヶ月ごとに区分した場合における4番目にあたる期間のことです。

今年度ラスト3ヶ月という位置づけで、この時期に入ると、おおよその今年の着地見込みが見えてくるものです。

 

事業者の中には、この時期になりましても、領収証等を会計データ化することなくため込み、年が明け、世間が確定申告モードに騒がしくなってからようやく、
「よっこらしょ」と重い腰を上げる方もいらっしゃるかもしれませんね。

「3月15日の確定申告期限に間に合えば大丈夫！」と思われているのかもしれませんが、
それは少しもったいないです。

会計データの作成は、手書きの場合だと、かなりシンドイですし、転機ミス、電卓ミスなどもおこりやすいですが、
最近はお手頃な価格ででクラウド会計ソフトなども利用できますよ。

現時点だと9月までの確定数字を出すことができますし、
そこに、年末までの期間のおおよその損益の数字を加味したり、
または、9ヶ月分の数字の平均値を12ヶ月換算することで、
今年1年分の着地見込みを予測することができます。

この着地見込みの数字を把握することは経営者にとって沢山のメリットがあります。

下記にまとめてみました☆

 

着地見込みを把握することは、確定値ではありませんが、

所得税、住民税、個人事業税などの税金について、おおよその納税予測を立てることができます。

納税予測を立てることにより、早いうちから納税資金について資金繰りの準備をすることができます。

 

着地見込みで利益が結構出そうであれば、

これまで買うことを検討していた事業用資産を調達すること等で、一定の節税効果を得ることができます。

ただし、30万円以上の固定資産（備品や機械装置など）を買った場合は、全額がその年の経費になるわけではなく、減価償却費として経理処理したものだけが、今年の経費となります。

なお、余談ですが、利益が出そうだからといって、無駄に飲み食いをして交際費等を計上、というのは止めておきましょう。

交際費を経費に計上することで、確かに、税金も減りますが、飲み食いした分、お金も出ていくからです。

事業に必要な物を買ってお金が出ていくのはしかたないですが、単なる無駄遣いはお金が減るだけでいいことありませんから。

 

現状の数字を把握することは、来年度の数字はどうなるのか？！と予測することにも繋がります。

そのことで、来年はどんなことにお金を使うべきなのかを今のうちから検討することができますよね。

 

新しく人を雇い入れた方がいいのか、その場合は人件費はどれくらいまでなら捻出できるのか、

オフィスの移転を検討しているが、どれくらいの家賃のところになら引っ越せるのか、

そろそろ新しい機械を入れ替えたいが、来年あたりがその時期かもしれないな、

などです。

今だけでなく、未来を見据えることも大事なことだと思います。

 

今から数字を出しておくと、年が明けて、確定申告の時期に慌てることはないでしょう。

年が明けてもなかなか重い腰は上がらないものです。

確定申告時期に、領収証の束と向きあい、入力することは決して楽しい作業ではないはずです。

想像しただけで気が滅入りますね。

また、そんな楽しくない雰囲気のときに限って、必要な資料を無くしてたりの、更にヤル気を盛り下げるアクシデントにも見舞われるものです。

精神安定上も、早い段階から着手することが1番いいと思います。

 

上述しましたとおり、第四四半期にきっちり数字を出しておくことで沢山のメリットを享受することができます。

事業はそのもの事態、かたちを成さないものではありますが、会計データを作成することで、その全容を把握することができます。

全容を把握できてはじめて、経営者は重要な選択や決断をすることができるのではないでしょうか。

中には「どんぶり勘定」で事業の全容を把握できる経営者もいるかもしれませんが、
そんな人は稀でしょうし、判断を誤る可能性も出てきます。

今年、領収証をため込んでしまっている方も、今からでも遅くありませんので、
ぜひ、会計データを作ってみてください。
そして、
来年からは、毎月きちんと記帳ができるといいですよね☆

 

☆★☆　編集後記　☆★☆

本日は19時からローカルクライアント様をご訪問。
いつもご夫婦で対応してくださります。
イケメンのご主人に可愛らしい奥様で、
いつも素敵なご夫婦だなぁ～と、対応させていただきながらしみじみ。(*^_^*)
気付いたら2時間近くお話させていただいておりましたが、あっという間でした。
わたし本当に人と接するのがすきなんやなぁと思う。
メールや電話だけでなくて、やはり実際「会う」ということはいいことです。
多少、時間は要しても大事にしていきたいです。
お客様の大事な事業について関わることができる仕事、
税理士になれてよかったなと思う。