こんにちは。
ご訪問、ありがとうございます☆☆☆
わたしはこれまでに「なぜ、税理士になろうと思ったのですか?」と何度か聞かれたことがあります。
それは、プロフィールにも書かせていただいているのですが、
『大学時代は経営学部で経営や会計に関心をもちました』
『男女の差を意識することなく仕事するために手に職をつけたい』
『一生をかけて仕事ができるための資格を取りたい』
などの理由をお伝えさせていただいております。
しかし、その前段階として、
税理士という職業を強く意識するキッカケとなりましたのは、
まだ大学生だった19才の頃、
同じ大学のOBである税理士の人に、
「まいこさんは、頑張り屋さんで、女にしてはなかなか根性があるから、税理士目指してみたら?」
と言われたことがキッカケでした。
その税理士に出会ったことで、税理士という職業について関心を持ち始めていた矢先でした。
「でも、試験勉強大変そうだし、ムリだよね。」と思い、ひとり心の中に留めていました。
なので、急にその人から「目指してみたら?」と言われて、
目の前に白い道が延びたかのように明るい気持ちになり、「そうだ!」と納得したのです。
「はい、じゃあ、わたし税理士めざします。」とこたえました。
(19歳のわたし、きっと目がキラキラしてたでしょう。)
すると、その税理士の人、たたみかけるかのように言いました。
「この仕事は、女性に向いてる仕事。」
「将来結婚して、仮に旦那が転勤族でも、この仕事はどこででもやることが出来る。子どもを育てながらでも。万が一離婚しても1人で生きていける。」
「頭の中に無形の財産を築くこと。」
「その他大勢の生き方だけはするな!」
これらの言葉はまるで洗脳する言葉のように若いわたしの心と頭に刻み込まれました。
しかし、次にその税理士の人に会ったときに、
その人が少し暗い顔をして言いました。
「はたして、まいこさんに税理士を目指すように言ってよかったのかと思って・・」
「こんな大変な勉強をすすめてしまって・・」
「まいこさんの人生が変わってしまうような気がして。。」
「少し後悔しています。」
わたしは無邪気に「だいじょうですよ?」と笑いました。
「どうしたんですか?笑。」と。
本当に無邪気でした。
不安や心配など何もなかったです。
あの頃。
しかし、
まもなく二十歳を迎えたわたしは、税理士になることよりも、目の前にある楽しいことばかりに夢中になっていきました。
楽しいことは次から次に訪れ、
試験勉強に邁進することもなく、いつも間にか、その税理士の人とも疎遠になっていきました。
なかなか勉強に本腰をいれないわたしに、口うるさく説教をするその人のことが次第に疎ましくなったのです。
(あのときもっと真剣に勉強していれば、もっと早くに税理士になれたのに・・と思います(^_^;))
なので、わたしが税理士試験に本腰をいれ始めたのは、それからずいぶん経ったあとでした。
いろいろありました。
本当にいろいろ大変ではありましたけど、
現在、わたしは無事に税理士になっています。
あの税理士の人が知ったらどう思うかな?
(というか、覚えておられるかどうかですが。)
先日届いた税理士会の名簿には、その人の名前がまだ載っていました。
事務所の住所も変わらない。
あの日、あの人は、暗い顔で「これでよかったのかな」と言ったけど、
わたしは、税理士を目指せて、そして税理士になれて本当によかったと思っています。
その人に、会うことはおそらくもうないかもしれませんが、
もし、偶然に会うことがあるとすれば、
「ありがとう。」と伝えたいと思っています。
☆★☆ 編集後記 ☆★☆
本日(日付変わって昨日)は税理士会館で書面添付の研修でした。
友だちの税理士に久しぶりに会いましたら、
髪型が変わっていて、とてもイイカンジに☆
「お客さんに美容師がいて、やってもらった」とのことでした☆
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