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こんにちは。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

わたし自身は現在、従業員を雇っておりませんし、

これからもあえて雇わない、ひとり税理士で頑張っていこうと考えております。

その理由は複数あるのですが、

理由の一つとして、

従業員を雇って事業を拡大したいという経営の要素を重視するよりも

税理士の仕事を愛し、職人のように純粋に仕事に向き合って頑張っていきたい、

と考えているからです。

しかし、従業員を雇って、事業を大きくしていきたい、会社を育てたい、という

経営者の方の気持ちもわかりますし、応援していきたいと考えています。

 

従業員を大切にする同業者の友人に賞賛の意をもつ

わたしのまわりにいる従業員を雇っているクライアント様や同業者の友人などは

とても従業員を大事にしているなとかんじています。

 

先日、同業者の友人と食事をしたのですが、

その時に、従業員みなさんについても色々と聞きました。

話しの内容や友人の表情から、従業員のことをとても大事に考えていることが伝わりました。

「頑張ってくれていて、ありがとうございます、といつも思っていて。」

と話していました。

いろいろな事情で既に辞めてしまった従業員のことも、もちろん悪くは言いません。

事務所に関わってくれた全ての人に感謝している様子でした。

将来的には、もう少し広いオフィスに移動したいと考えているとのことですが、

場所を決める際にも、自分よりも従業員みんなが通勤に便利な場所を選びたい、

と話していました。

話しを聞きながら、イキイキと従業員が働く明るいオフィスの様子が目に浮かびました。

なにより、人を大事にする姿勢は本当に素晴らしいと賞賛の気持ちを持ちました。

 

我が子を育てるように従業員を育てる

従業員は機械やロボットではなく、心をもった人間です。

なのでもちろん、取扱説明書やマニュアルはありません。

経営者が望んでいるような働きができかねてしまうことがあったり、

まさに子育てと同じで、なかなか思うようにいかないこともあるでしょう。

なので、いろいろと気を揉んだり、悩みのタネになるのだと思います。

人を戦力になるまで一人前に育てるのは、経営者の手腕が試されるところだと思います。

そのような意味で、人を雇い入れる、ということはやはり覚悟が必要だと思う。

 

簡単なことではない。

 

自分に都合の良いことばかりを考えていてはいけません。

どのような組織にしたいのか、経営者が明確なビジョンをもち、

その組織の中で、従業員が役割を果たしながら

どうすればモチベーション高く働き続けてもらえるかなど、

様々なことも検討をする必要も出てきます。

極端ですが、我が子を育てるのと同じくらいの覚悟がいると思います。

また戦力まで育て上げるのは大変な投資で、人件費という大きな出費が伴います。

育てている途中で辞めてしまうリスクだってある。

しかし、紆余曲折を経たとしても、従業員が育ち、戦力になった暁には

経営者であるあなたを助け、事業にとって大きな利益をもたらすことでしょう。

バランスシートには載ってはきませんが、大きな財産ではないでしょうか。

事業を大きくしたい、と考える経営者にとって、優秀な部下を得ることは大きな1歩です。

 

しかし、ここまでこようと思ったら、経営者もやはり人間力や努力が必要だと思います。

いくら明晰な頭脳を持っている経営者であっても

 

「雇ってやってる。」

「給料払ってやってる。」

 

という心を持っていては従業員はついてはきません。

高い給料を払えば、離職率は抑えられるでしょうが、100%ではありません。

お金だけに価値を持たない従業員は離れていくでしょう。

俺様的な傲慢な気持ちは、たとえ口には出さなかったとしても、伝わるものです。

せっかく人材に投資をしても、辞めてしまっては、大きな損失です。

人を使い捨てのように考えている経営者の会社には、

やはり、会社を踏み台や腰掛けにしか考えない従業員が寄ってくるでしょう。
(もしくは、初めはやる気のある従業員もやがてそうなるでしょう。)

 

やはり末永く一緒に事業を頑張ってもらいたいと思ったら、

やりがいを持って働ける組織作りのための様々な検討や努力を怠らないことはもちろん、

冒頭にも出ました友人のように、従業員を大事にする、感謝の気持ちを忘れない、

そして信頼する、ということが大事なのではないかと思います。

人は自分のことを大事にしてくれ、信頼してくれる人を

簡単に裏切れるものではありません。

もし、あなたが従業員の事で悩んでおられる経営者なら、

だまされたと思って1度意識を変えてみてください。

いたずらに従業員にへりくだる、機嫌をとる、とうことではありません。

経営者としての威厳は忘れずに、意識を変えるだけです。

経営者の意識が変われば、会社の空気が変わるでしょう。

それだけ経営者のカラーに会社は染まるものです。

従業員に変わってくれ、と嘆くよりも、

まずは経営者であるあなたが変わりましょう。

 

<編集後記>
今日は午前中にfreeeの担当者(?)からお電話が。
(今日の10時に電話があると以前から決まっており、
電話があるまで具体的内容は知らされていなかったが、
ちょうど質問したいことがあったので電話を待つことに)
お話の1番の内容は、申告freeeを導入してほしいという営業のお話でした。
新たに法人税の申告にも対応できるようになったとのことで、
その他の内容も含めて1時間ほど。
こんな長電話はちょっと久々でした・・
あさっても電話したいとのご要望でしたが、
そこはちょっとお断りしました。