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2018年の税理士試験が終わりました。

 

受験生のみなさん、お疲れ様でした!!

 

各受験校では解答速報が公開されている頃で、
自己採点や今後の方向性の検討についてもお忙しいかと思いますが、
まずはホッとされたことと思います。

 

また、試験が終わったこのタイミングは、
就職活動を始める税理士受験生の方も多いのではないでしょうか。

 

仕事と勉強の両立が出来る残業の少ない事務所がいい、
○○の経験が積める事務所がいいい、
給与は○○くらい貰える事務所がいい、

 

いろいろと考えておられることと思います。

 

その中で、
子どものいらっしゃるお母さん受験生は、

「子どものことに理解がある事務所」という部分も
しっかり確認されることをおすすめします。

 

「子どものことに理解がある事務所」というのは、
子どもの幼稚園や学校行事の時子どもが病気のときに、
気持ちよく休ませてくれる事務所です。

 

この理解が無い事務所に就職してしまうと、
お母さんは働き始めてからとても大変です。

 

この業界に入った当初のわたしの失敗経験

 

わたしがこの業界に入ったのは14年ほど前。

 

「小さい子どものいる人は、子どもが熱を出したりするとすぐ休む」
「だから、雇いたくない。」

という考えが今よりも色濃く浸透していた時代でした。

 

そんな時代の中、

当時のわたしといえば、

 

合格科目、少ない。(1科目)
実務経験、ほとんど無い、
小さい子どもがいる、

 

という状況でした。

 

「正社員で雇ってくれる事務所なんてあるのかなぁ。。」
心の中は不安でいっぱいです。

 

面接のときに、

 

「小さい子どもがいるようですが、、、大丈夫ですかね?」
「他の職員の手前、あまり休まれると、、、」

 

と言われ、

 

「近くに実家がありますので、大丈夫です。」
「急な熱のときも見てもらえます。」
「子どものことで休まないようにします。」

 

と答えてしまいました。

 

そのことが後々、自分の首を絞めることになります。

 

ただ、この時は、不安でいっぱいで、自信もなく、
雇う側に少しでも好印象となるように答えてしまいました。

 

そして実際に働いてみると、やはりほとんど休むことはできませんでした。

 

休みたいことを伝えると、

 

「休みたいだぁ?お前、分かっとるやろな!?」と平然と言われます。
(↓ 実際はこんな言い方ではありませんでしたが、これに近い。)

 

他のスタッフも誰もほとんど休んでいない環境、
パワハラが怖くて、「休みたい」など言い出せない状況でした。

 

良かったことといえば、残業がほとんどなかったので、
勉強との両立はまだやりやすかったことです。

 

次からの就職活動では子どものことで休みたい旨をハッキリ伝えるように

上述の事務所にいる間は、本当に休めなかったので、

 

子どもの学校行事は、ほとんど母(子どもの祖母)に行ってもらっていました。

 

「1度お母さんとも話がしたい」と仰って、
わざわざ土曜日に家に来て下さった担任の先生もいます。

 

優しい周囲の方々の協力や支援を得て、なんとか仕事と育児を両立してきたかんじです。

 

この経験があったので、次に正社員で就職活動をするときは、

 

『子どものことで半日休暇をいただくことも、年○回くらいあります。』

ということを事前に伝えるようにしました。

 

年○回というのは、授業参観や懇談会などの学校行事の見込み回数です。

 

書類選考の履歴書の備考欄にあらかじめ書いておきました。

 

難色を示す事務所であれば、書類選考でボツになると思いましたが、
それはそれでしかたがない、ご縁が無かっただけ、と考えるようにしました。

 

そうすることにより、
子どものことで休むことに比較的寛容な事務所に入ることができました。

 

上述の事務所で実務経験を積み、
法人税申告書作成までのひととおりの仕事ができるようになったことや、
合格科目も増えてきたことで、少し自信がついたことも大きかったかもしれません。

 

この業界は、実務経験を積んで、合格科目も増えてくれば、
より良い条件の事務所にステップアップできるとかんじました。

 

子どもが小さいうちはパート職員という選択肢もあり

この業界に入った当初のわたしのように

 

合格科目、少ない。
実務経験、ほとんど無い、
小さい子どもがいる、

 

という状態で「子どものことで休んでOK」という事務所に正社員で入ることができれば、
ラッキーかもしれません。

 

しかし、現実的に難しい場合は、
パート職員という選択肢もありかと思います。

 

月給制ではなく、時給制なのでまだ融通が効くという印象です。

 

家計が成り立つことが前提とはなりますが。
(正社員よりも収入は下がることが多いです。)

 

任せてもらえる仕事が雑用的なものや、補助的なものになるかもしれませんが、

正社員であっても、経験が浅いうちは、当面はそんな仕事が中心となりますので、
それは同じだと思います。

 

より専門的な仕事をしたい場合は、

「経験を積んで将来的には○○の仕事もやってみたい。」ということを、
面接の段階で所長に伝えておいてもよいかもしれません。

 

それで採用が不利になることはないと思います。
むしろ「向上心のある人だ。」と好印象を持ってもらえるでしょう。

 

また、頑張りが認められると、パート職員から正社員への登用もあるかもしれません。

 

頑張りや能力を適正に評価してもらえる事務所に入ることができるといいですね。

 

最終目標として独立を目指そう

最後に余談ですが、
最終目標として、独立開業を目指しましょう!

 

それを目指して、勉強や仕事を頑張るのです。

 

わたしが独立前に勤めた事務所や、その前に勤めた事務所については、
子どものことで休むことについてはOKな事務所でした。

 

それは大変ありがたかったですが、

 

やっぱり、女性にとって、今の独立というかたちが1番働きやすいとかんじます。

 

いつ働くのか、どのように働くのか、どんな仕事がしたいのか、
全て自分の意志で柔軟に決めることができます。

 

責任は重いですし、食べていけるかの不安もありますし、それなりに大変ではありますが。

 

ただ、いちいち「お休みをいただきたい。」とお願いしなくてOKという状況は
本当にストレスがかかりません。

 

他にも色々とストレスフリーです。

お客様ご訪問などの外出がないときは、
Tシャツ&ジーパンなどのお仕事スタイルでもOKですし。
(子育て中のお母さんにピッタリ☆)

 

そのような意味で、税理士の独立開業という働き方は、
子どものいる女性にとてもマッチしています。

 

是非、勉強を頑張っていただいて、
最終目標として独立を目指しましょう!!

 

☆★☆ 編集後記 ☆★☆
昨日はお客様ご訪問のあと、コンビニで食材調達。
(足りないものだけ買い足した。)
黒ずくめの自分の怪しい姿、思わずパシャリ。笑。
(でもこのスーツは家で洗えるので、真夏に重宝なんです☆)

おやつに『ふわっとろチョコミントわらび』を買ってみた。
変わった食感が面白かったですが、やっぱりアイスの方が好きかも。