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本日、とある女性税理士さんよりご質問のメールをいただきました。

その女性税理士さんは、今年に入りご開業をされたとのこと。

 

ご質問の内容は、
クラウド会計の導入法について

 

「まいこさんはfreeeやMFクラウドを独自に使いこなして習得されたのですか?」

 

とのことでした。

 

わたし自身も、独立後に初めてクラウド会計を使い始めました。

なので、開業当初の導入時はいろいろと不安だったのを覚えています。

 

ご質問をいただきました女性税理士さんには個別にメールをさせていただきましたが、
もう少し細かい内容について、ブログに書かせていただきます。

ご質問をいただきました女性税理士さんやその他のご開業したての税理士の方々の
ご参考になりましたら幸いです。

 

独立開業前の会計ソフトの利用状況

独立開業直前まで勤務しておりました事務所では、弥生会計がメインでした。

弥生会計以外にも社会福祉法人や医療法人などは、ミロク情報サービスを使っていました。

 

最後の勤務事務所あたりから、少しづつ世間にクラウド会計が普及してきた印象はあります。

 

最後の勤務事務所は、同じフロアにもう一つ別の会計事務所が入っていて、
(所長同士がお友達)

もう一つの会計事務所の声が筒抜けの状態で、よく「フリーが・・」とかの会話が
聞こえてきていました。

この辺りから、『フリーっていうクラウド会計があるんだね。』と意識をしていました。

しかし、実際に使ったことはなかったです。

 

独立開業後、自然にクラウド会計への流れへ

独立開業の1ヶ月前からこのブログをスタートさせました。
(ブログの開設と同時に開業をしてもよかったのですが、諸事情により、1ヶ月ずれました。)

 

その時は「クラウド会計専門」なんて考えていませんでした。

 

ゼロスタートだったため、早急に会計ソフトを導入する必要がなく、
始めたばかりのブログ執筆に、日々、悪戦苦闘している状況でした。

 

そんな中、開業日まで数日に迫ったある日(ブログスタートから数週間)、
、ブログにお問い合わせが入りました。

 

「税金のことでスポットで相談したい。」とのことでした。

 

スポット税務相談・・!

 

初めてのお問い合わせ、初仕事に、喜ぶ、というよりかは、
緊張のあまり、朝から青ざめていました。
(なぜか、相談料も「無料です」と。)
(本当にうぶでかわいかったよね。)

 

スポットで終わると思っておりましたが、
実際にお会いすると「税務顧問もお願いしたい。」ということになり。

そして、このお客さまがご利用されている会計ソフトが
クラウド会計のfreeeでした。

事務所に帰りまして、すぐにネットからfreeeの認定アドバイザーの説明会の予約をしました。

 

これが、クラウド会計を始めるキッカケとなりました。

 

触り始めて操作を習得しました

freeeを使われているお客さまから「招待」していただき、
freeeを触り始めました。

 

操作について分からないことがあると、
その都度、ネット検索して方法を覚えていきました。

クラウド会計の操作については、ブログで記事にされてる
税理士ブロガーさんも多く、助かりました。

 

MFクラウドを自身の事務所の経理に導入

クラウド会計を使っている他の税理士仲間の話の内容により、
MFクラウドという会計ソフトもあることを知ります。

そして、MFクラウドの方が使いやすいという声を聞き、
(人それぞれだと思いますが)
MFクラウドも導入したいと考え始めました。

 

そこで、まずはMFクラウドのパートナーになり、
自身の事務所の経理に使い始めました。

 

独立開業後5ヶ月目のことです。

 

わたしにとってはfreeeよりもMFクラウドの方が合っているかんじでした。

 

freeeと同じく、分からないことがあると、ネットで検索して
操作方法を習得していきました。

 

入会時に5万円程お金を払ってシルバーメンバーで加入したので、
質問があればコールセンターに質問電話をすることは可能でしたが、
質問電話はほとんど使うことはなかったです。
(次のMFクラウドの更新は無料のブロンズに変更予定です。)

 

自身の事務所の経理に使うことにより、
銀行口座やクレジットカード、ネットショッピング、交通系ICカードなどの連系の
便利機能を存分に体験することができました。

これは、クラウド会計の最大の売りです。
(自動取込みにより、経理がほんとうにラクになります。)

 

これなら、
お客さまに自信をもって自計化を薦めることができる、と確信しました。

 

HPに「クラウド会計専門」と謳う

ひとり税理士として活動していこうと思っていたため、
記帳代行のお仕事はあまり取れないと考えておりました。

 

記帳代行をたくさん取ると入力スタッフを雇う必要が出てくるでしょう。

 

お客さまご自身でクラウド会計を使って経理ができるようになっていただく
指導型の税務顧問サービスを確立していきたいと考えていました。

そんな思いにより、
HPを立ち上げたとき、そのタイトルに「クラウド会計専門」と謳いました。

 

ちょうど1年ほど前のことです。

 

ただ、当初は「食べていく」という大義名分を果たさなければならず、
実際には、記帳代行の仕事も取りました。

現在は当初のお客さまのみ記帳代行を継続しておりますが、
ご新規の記帳代行のお仕事は完全に廃止しております。

 

まとめ

クラウド会計を使ったことのない税理士が、クラウド会計を習得するためには、

ありきたりですが、実際に使ってみるのが1番だと思います。

まずは、ご自身の事務所の経理にfreeeかMFクラウドを導入されてみてはいかがでしょうか。

 

最後になりますが、下記にわたしがかんじるクラウド会計ソフトのメリットと
デメリットを記載しました☆

<メリット>
・銀行口座、クレジットカード、ネットショッピング等と連系し、自動で処理を取り込める(経理がラク)

・ネットが繋がっていれば、いつでも、どこでも使える、サーバーいらず。

・Windows、Macの両方で使える

 

<デメリット>
・動きがモサモサして、画面の切り替えが遅くかんじる

・お客さまによっては、連系機能に、多少の不安感を示されることがあり、
ご安心いただくための丁寧な説明が必要な時あり。

・お客さまごとにプロダクトキーを用意したり、アカウントを取っていただく必要がある

 

☆★☆ 編集後記 ☆★☆
ご質問いただきました女性税理士さんもブログを書いておられるとのことで、
さっそく、ブログを拝見しました☆
素敵なブログ、これからも更新を楽しみにしております。(^_^)