少し前、とある集まりで、税理士の方々数名とお話をさせていただきました。
わたし以外の税理士はほとんど、年齢がわたしより一回りくらい上の方々でした。
みなさん、ご開業十数年以上の大先輩の方々ばかりです。
その内の税理士の1人、A先生が、事務所スタッフの給与のお話をされていて、
その人件費の好待遇さ(高額さ)に、みなさんが「それはスゴイですね~」という反応を示されていました。
わたし「それは、スタッフ1人分の給与ってことですか?」
A先生「そう、そう、1人。」
わたし「それは、すごいですね。」
A先生(笑いながら)「峯松ちゃんがうちの事務所に来てくれたらいいのに~って思う。」
みなさん(笑いながら)「すごいな~」
A先生「わっはっはっはっは~」
わたし(ちょっと困惑笑い)
という、やり取りがありました。
談笑の場でのやり取りですので、一連の会話はホント冗談のようなものです。
しかし、その時、自分の中ですぐに聞こえた心の声がありました。
談笑の場での冗談ではありますが、
「峯松ちゃんがうちの事務所に来てくれたらいいのに。」と言われて即座に思ったことは、
『それは無理です。』でした。
誤解を生むといけませんので、先に申しておきますと、
『無理です。』と思いましたことについては、
「A先生の事務所だから、無理です。」ということでは断じてありません。
仮に他の税理士のB先生の事務所であっても、C先生の事務所であっても、
『無理です。』ということとなります。
率直に「勤務に戻るのは、無理。」と思ったのです。
もしかすると、A先生の事務所で雇っていただいたら、今よりもずっとラクに稼げるかもしれませんが、
仮にそうだったとしても、答えは『No』で、心が揺らぐことは一切ないと思いました。
自分の心の声を聞くことは、自分を見つめ直すことにもなりました。
開業をしてからというものの、初めてのことや、慣れないこと、目の前の事に精一杯で自分を見つめ直す機会をもつことは、ほとんどありませんでした。
「勤務に戻らなくていいように、がんばらなきゃ」と自身に言い聞かせながら進んではきましたが、
ときに、仕事で壁にぶつかったときや、悩んでいるとき、体がしんどいとき、心底疲れたなぁと思う時には、
『またもわたしはトンネルに入ってしまったようだ。税理士試験も長いトンネルだったが、
わたしの人生、いつまでトンネルなんだろう。。』
『勤務の方がラクだったかもしれない・・』
『自分はもう意地で開業にしがみついているのかな・・』
と途方に暮れる夜もありました。
でも、心の声を聞いて
やっぱり、わたしは独立開業のまま頑張っていきたい、
勤務にまた戻りたい気持などさらさらなかったんだと再認識しました。
独立開業は、とくに、初年度となった2017年は、ほんとうにいろいろと大変ではありましたが、
その大変な経験も、やがて自身の血となり肉となって、今後の自分を支えていくものだと確信しております。
☆★☆ 編集後記 ☆★☆
本日で事務所の仕事納めにしよう!と思いまして、
お客様何人かにお電話orメールにて年末のご挨拶をさせていただきました。
しかし、予想外にまだ終われませんでした。。
明日の午前中を目処に頑張りたいと思います・・!
(ご挨拶を済ませてしまいましたお客様、すみません。。)
今日は久々にわたしの母に夕飯を作ってもらいました。
ゴハンを作ってもらっている間に仕事を進めれるのって、
ありがたいんですね☆
夕飯を済ませてからは、スーパーへお買い物へ。。
息子の同級生の女の子に、
「あ!峯松君のお母さん!」と声をかけられる。
その子のお祖母様としばし年末の挨拶など立ち話でした(^_^)
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