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本日は昨日の続きを書かせていただきたいと思います。

 

20代の頃、乳がん検診に引っかかり(左乳房に1.5cmのしこりあり)、
その後の大学病院のエコー検査でさらに右乳房にも2cmのしこりがみつかりました。

 

エコー検査後、生検(しこりに注射針を刺し、組織を採取して行う検査。)を受ける。

 

なお、生検の結果を聞くまえに、あらかじめ予約していたCTスキャン検査も受けました。
(CTの検査結果は当日に出るみたいでした。)

 

やがて診察室に呼ばれて生検の結果を聞く

医師 「左は良性でした。しかし、右は・・」

わたし 「・・・・!!!」 (半泣き)

医師 「ちょ、ちょっと、そんな顔しない。」

わたし 「・・・・???」

医師 「右は、判定不能でした。」

わたし 「は、判定不能???」

わたし 「それは、どうゆうことでしょう?」

医師 「判定不能は判定不能だよ。」

 

そう、そんなこともあるんです。。

人間の体とはかくも不思議なものなのか。。

 

医師 「CTの画像的にも悪いものじゃあ、ないと思うよ。」

医師 「3ヶ月に1回、受診してもらって、様子を見ていきましょう。」

わたし 「・・・・。」

医師 「3ヶ月に1回また診察させてくださいね。」

わたし 「・・・・。」

 

ここで「分かりました。」と安心して帰る患者さんもいらっしゃるかもしれませんが、

わたしの中では、このワケの分からない2cmのしこりを放置するのは
小さくても不安が消えないと思いました。

そんな不安を抱えながら生活するなんてまっぴらだ。

3ヶ月ごとの乳腺外来通院もなんとなく気が重い。

 

わたし「それでは不安がずっと消えません。」

わたし 「悪いモノだった場合、3ヶ月間放置して、万が一手遅れになったらと思うと。。」

医師 「いやぁ、これは(CT画像を差しながら)手遅れになるとか、そんなモノじゃないと思うよ?」

わたし 「そう言われても不安は消えません。。」

医師 「分かりました。。それならしこりを手術で切除しましょう。」

わたし 「手術・・?」

医師 「しこり部分のみをくり抜くんだよ。」

わたし 「くり抜く・・?」

医師 「そう。胸のかたちは変型したりしないから大丈夫。」

医師 「傷も目立たないようにします。」「うまくやりますよ。」

わたし 「・・・・。」

医師 「とりあえず、家族と相談をして1週間後にもう一度来て下さい。」

医師 「切除するならオペ室を押さえますので。」

 

しこり切除のオペを受ける

結果的に、わたしはオペを受けて、左右のしこりを切除しました。

 

しこり2つ分でオペ時間は約90分程度、
執刀医は診察してくれた医師の他にインターン生のような若い医師がいました。
(医学の進歩のためには練習台(?)になるのはしかたありません。)

 

オペ後、「キレイに取りましたからね。」と液体の中に浸かったしこりを見せてくれました。

 

白くてブヨブヨしたかんじで、想像以上に大きく思え、戦々恐々と見つめたのを覚えています。

 

値段は、健康保険が適用されてしこり1個当り約1万円、合計約2万円でした。

 

オペ自体は日帰りで、痛み止めを貰って、そのまま歩いて帰りました。

 

麻酔が切れてくると、じんじんと痛みましたが、我慢できないほどではありませんでした。

 

術後しばらくは傷口の消毒のため、毎日通院をする必要があります。

 

なお、抜糸までお風呂禁止でしたが、シャワーを活用したり、冬場だったので、なんとか乗り切れました。

 

オペ後2週間で病理結果が出る

ここまできてようやく

「悪いものは見つかりませんでした。もう心配しなくても大丈夫。」

との言葉を聞くことが出来ました。

 

このとき実に最初の検診結果通知を受けてから年をまたぎ、3ヶ月の時が経過していました。

 

もやもやが常に心のどこかにあり、辛かった期間です。

 

1歳半を過ぎた可愛い盛りの子どもの姿を見るにつけて、
「もしこの子とお別れすることがあったら・・」と思うと胸が締めつけられるようでした。

 

最終診断で「悪いものは見つかりませんでした。もう心配しなくても大丈夫。」と聞いたとき、

「あぁ、子どもとずっと一緒にいられる。」と真っ先に思い、涙ぐんだことを覚えています。

 

愛する者の存在は自分を強くしてくれると同時に弱くもすると
思い知った出来事でした。

 

すみません、少し話がそれましたが、

 

最終診断が出るまでの期間、ネットや本で色々調べて過ごしていました。
(専門家が書いてる記事や素人が書いているブログのような体験談など。)

 

何も知識がなく、もやもやしているよりも、色々な情報を得ることで少し安心できる部分があり、ずいぶんと救われました。

 

結果が出るまでは「心配するな」と言われても、どだい無理かもしれませんが、
必要以上に心配しなくても大丈夫。ポジティブに考えよう。

 

心配しすぎるとそれ自体が大きなストレスになり、体に悪いですから。

 

せっかく健康を維持するために検診を受けているのに、
それで体を悪くしてしまっては本末転倒ですよ。

 

最後に・・

わたしがしこりを切除した時代はもう15年以上も前のことです。

 

今は検査の精度も上がってきていると思うし、
そこ(手術)までする必要はあまりないかもしれません。

 

しかし、現代の医学でもグレーな状態しか診断がおりないのであれば、
手術は有効な検査手段だと思いました。

 

それなりに大変ではありましたが、
きちんと結果が出る検査であることから、最終的には安心できます。

 

だだ、ナイーブな部位にメスを入れることについての抵抗が生まれるかもしれませんね。

 

わたしの場合はとにかく子どもと別れたくない一心で、
「切りますっ!!」ってかんじでしたが。。

 

人の考えによるかもしれませんが、

 

術後15年以上が経過した現在の状態については、
傷口は全く分からない状態です。
(術後数年間はよ~く見たら分かる程度。)

 

なお、形については、医師の言ったとおり、まったく変化なしでした。
(術後直ぐは腫れはしますが。)

 

ご参考にしていただけましたら幸いです。

 

時には医師に意見を言ってでも、自分の身体は自分で守っていく必要があると思います。

貴女の大切な家族のためにも、貴女の健康と幸せがずっとずっと続きますように。

 

☆★☆ 編集後記 ☆★☆
瓢箪山の商店街で「たこやき」という名の花屋を発見。
おもしろい~。(^_^)

 

☆★☆ Run Diary ☆★☆
2018年10月17日(水)・・お休み
最近少しお休み気味ではありますが、
ランニングを初めて早くも1ヶ月が過ぎ、
なんとなく疲れにくくなったような・・!?
季節の変わり目ですが、風邪も引かないし。
しかし、油断は禁物!
みなさんもお気を付けくださいませ。m(_ _)m