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もうすぐ12月。今年も残り1ヶ月となりました。

 

忘年会シーズンの到来でもありです。
(わたしにはあまり関係ないのですが。)

 

つい終電を逃してしまい、タクシー帰りになる場合もあるかもしれません。

 

あまり神経質になる必要はないかもしれませんが、
1人でのタクシー乗車には気を付けていただきたいです。(特に女性)

 

若かりし頃、タクシー乗車で拉致られた恐怖体験

かれこれもう12年以上も前のことです。

 

この経験自体は、タクシーの中でウトウトした自分も悪く、そのミスについては恥だと思っているので、
ブログに書くことを少し躊躇したのですが、注意喚起できればと思い書かせていただこうかと。

 

当時のわたしは税理士事務所に勤務しながら、税理士試験の勉強をし、家事育児にも日々奮闘していました。

 

そんな中、友達同士で忘年会をし、楽しさのあまり、つい飲み過ぎてしまったのです。
(子どもは母にみてもらっていました。)

 

電車で帰るのが億劫になり、布施駅前からタクシーで帰ることに。

 

タクシー乗車後、ついウトウトしてしまいました。

言い訳になってしまいますが、
日頃の育児、家事、仕事、勉強の疲れに、アルコールが加わった影響が大きかったのです。

 

眠ってはいけないと思いながらも、いつの間にか眠ってしまいました。

 

 

 

しばらくしてふと気が付いたとき、タクシーはトンネルの中を走っていました。

 

疲れて酔った頭でも「これはおかしい」と思いました。

 

同じ東大阪市内の布施から地元の石切まで、山やトンネルなどないからです。

 

運転手に話しかける。

 

 

「なぜ、トンネルの中に・・?」

 

 

運転手は無言で何も答えませんでした。

前を向いたまま、後ろも振り返らない。

 

自分はどこかに連れて行かれている、拉致られていることを悟りました。

 

 

しかし、こんな危険な状況に陥っても動じず、冷静なところが自分にはあります。

 

 

『騒いだら、危険だ。』
『とりあえず、このタクシーから逃げなければ』

 

 

心の中で自身に言い聞かせる。

 

 

『でも、どうやって・・?』

 

 

30秒ほど考えて、わたしが発した言葉は・・

 

 

 

「す、すみません、気持ち悪くて吐きそうです。」
「赤ワインをたくさん飲んだので。」
「き、気持ち悪い・・ううっ。。」

 

 

口を手で押さえて、苦しそうに顔を歪ませる渾身の演技を。

 

 

タクシー運転手が動揺しているのが伝わってきました。

 

 

よっしゃ!あともう一息だ。

 

 

「うぐぐぐぐぐぅぅぅ・・」

 

「ゲボボボ・・・」

 

「ううっ、もうアカン・・」

 

 

タクシー、ようやく停車。

 

「降りろ!」

 

タクシーのドアが開き、一喝されて外に出る。

 

 

そのままタクシーは走り去っていきました。

 

 

真夜中の山中オロシにも動じない女

真夜中、どこかも分からない山中のトンネルの中に置き去りにされたものの、
とりあえず危険なタクシーから逃げることができた、助かった。。
ホッとしている自分がいました。

 

あとはなんとか帰るだけだ。

 

トンネル脇の歩道をトボトボ歩きはじめる。

 

真夜中にトンネルを歩くボサボサの長い髪の女なんて、ほとんどホラーだ。

 

酷い目に遭っているという自覚はありましたが、

 

「タクシーで眠った自分が悪い。」
「人生、ときにはこんなことも起こるものだ。」

 

と自分でも驚くほど冷静でした。

 

トンネルを抜ければ、見慣れた街が広がっていると楽観的に思っていた部分もあり。
(地元の石切には奈良へと向かう第二京阪トンネルがあります。)

 

しかし、トンネルを抜けたとき、

そこに広がっていたのは、真っ暗な山でした。

 

「ほれぼれと山の中だ。」
「これは歩いて帰るのは無理だ。」

 

と一瞬で悟りました。

 

真夜中の山、拾えそうなタクシーも走っていない。

 

「・・・・。」

 

途方に暮れる。

 

真夜中の山の中にたった1人。

 

咳をしても1人。

 

孤独な世界というのはこういうことを言うのだろう。

 

さすがのわたしも心細くなりました。

 

軽トラのお爺さんに送ってもらい無事に帰還

しばらく佇んでいるとそこに、1台の軽トラが停まりました。

 

人の良さそうなお爺さんが運転席から身を乗り出して呼びかけてきました。

 

「なんでこんなところに!?」
「大丈夫ですか!?」

 

優しそうなお爺さんの顔をみて、
『助かった。これで家に帰れる。』となんとなくホッと安堵しました。

 

お爺さんの話によると、
奈良県のずいぶん遠くまで連れて行かれていたようでした。

 

危険なタクシー、いったい何処に向かっていたのでしょうか?

 

今思い出してもゾッとします。

 

優しいお爺さんに拾ってもらえたことは不幸中の幸いでした。

 

タクシーでは決して眠ってはいけない

悪い気を起こした運転手が悪いのはもちろんですが、
眠った自分も問題があったと猛省した出来事でした。

 

そして、この出来事があってから、夜にはなるべくタクシーには乗らなくなりました。

 

まれに夜のタクシー乗車があるときは、できるだけ携帯電話で誰かと喋るようにしています。

 

忘年会などで夜にお酒を飲む機会も増えるこれからのシーズン、
たまには息抜きに羽目を外してもいいかと思いますが、帰りには十分気を付けましょう。

 

この世は1歩外に出ればサバイバルな世界、用心するに超したことはありません。

 

何ごともなく、楽しく平和に今年1年を締めくくりたいですね。

 

☆★☆ 編集後記 ☆★☆
少し前にスーパーの駐車場で見かけた車。
ブログの文字に反応してしまいました。
わたしも自分の車に『まい子のブログ 検索』って貼ってみよかな。笑。
PV数アップするかな!?(^_^)

☆★☆ Run Diary ☆★☆
2018年11月27日(火)・・お休み