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少し前、女性経営者のお客さまとお食事をさせていただいたあと、

大阪福島にあるバーに行き、そのお店のマスターから

「この界隈で、ロボットがカクテルを作るバーができたらしい。」
「人の店員はおらず、セルフの部分もある。」

というお話を聞きました。

AIやロボットが普及、浸透してきた昨今、
そういうバーもありそうだなと思いました。

それを聞いたお客さまは、

「ロボットの接客なんて味気ない。」
「バーではお酒を飲む以外にも、人に話を聞いてもらって、背負い込んだものを軽くしたりもできるもの。」
「ロボットに話を聞いてもらって、ロボットに返事をしてもらっても。。」

と仰いました。

それを聞いて、確かにロボットに話や悩みを聞いて貰うことは
難しいかもと思いました。

マスターいわくは、

「お店の雰囲気を楽しみたい人には、それなりに需要がある。」
とのことでしたが。

人それぞれかもしれません。

ちなみに、わたしの場合は、ロボットのみでもOKかもです。
(むしろ、くつろげる!?)

実際、Siriに「疲れました。」と話しかけてみたことがありますが、
「早めに休みましょう。」と答えてもらった夜、笑けて癒やされた。

しかし、人のぬくもりや共感を得たい方々にとっては、ロボットの返答では
物足りないのは確かです。

 

税理士の仕事についても改めて考えた

税理士の仕事もAIやロボットに奪われると言われて久しいです。

確かに税理士業務には定形業務も多く、その部分は税理士でなくても
AIやロボットでも対応できるようになるでしょう。

でも、

話を聞いて貰いたい、
パートナーとして一緒に歩んでもらいたい、

と思っている経営者や納税者の方々にとっては、
人の部分はとても大事な部分であるとかんじます。

実際に、わたしも勤務税理士の頃から、これまで、
お仕事をさせていただいてきて、

「お話しできて、スッキリできた。」
「訪問を楽しみにしています。」
「励ましていただくだけで元気がでる。」

などの温かく有り難いお言葉をいただいてきました。

もちろん、訪問時は単純に話をしているだけでなく、
仮に雑談であっても、その中から、

課税関係に影響がありそうなこと、必要なアドバイスはないか、有利になる届出関係等はないか等、
様々なことについてアンテナを張り巡らせながら話をしています。

(お客さまが気付いていないことに、気付いて、アドバイスやコンサルティングが
できるのが税務顧問の仕事の醍醐味だと思っています。)

キレイに仕上がった決算書や試算表や資料は税理士の大事な商品ですが、

税理士は、その人そのものが商品です。

税理士が10人いれば、10人分、色とりどりの個性があるでしょう。

それらは、AIやロボットには出せない味やカラーのはずです。

これから、

人としての商品力も磨いていきながら、

AIやロボットも上手に取り入れていけたらいいなと思います。
(人を雇うつもりがないので、なおさら味方にしたい。)

☆★☆ 編集後記 ☆★☆
シロノワール(食べたことない)を食べてみたいと思って
コメダ珈琲に入りましたら、
デミグラスバーガーの方に気持がぐらついてしまい、注文。
大きくて食べ応えあるハンバーガー。
辛子マヨネーズがきいていて美味しかったです。