こんにちは。
ご訪問、ありがとうございます☆☆☆
むかし、勤務で働いていた頃、
担当をさせていただいている会社の社長さんに、
「これから毎月、頑張れ、って励ましていただきたいです。」と言われたことがありました。
その時、わたしはまだ税理士ではなく一職員で、
またその社長さんは自分の父親よりもうんと年上です。
(しかし、スラッとした長身で颯爽と50人超の従業員を率いておられ、
年寄り臭さをかんじさせない社長さんでした。)
わたしは恐縮をし「は、励ます・・・」と戸惑いました。
社長さん「峯松さんに励ましてもらえるだけで元気でるんですよ。」と仰いました。
わたし「わかりました。」
それから毎月、月次のご報告をさせていただく際には励ましのコトバを添えるようにしました。
社長さんが実際に元気になられてるかどうかはわかりませんでしたが、
「我が社は今、逆風が吹いておりますが、老骨にムチを打ち、頑張りますよ。見てて下さい。」などおっしゃっていただけました。
コトバでの励ましなど0円です。
それで、頑張る気力が湧いてくださるのなら、いくらでも励ましのコトバをおかけします。
もちろん、コトバだけでなく、気持ちもしっかり込めました。
なので、事務所を辞めるときには大変残念がってくださり、最後、
「いつも我が社のことを思ってくださり、ありがとうございました。」
とおっしゃってくださいました。
今でも、その時のことを思うと、涙が出ます。
(先日、その会社のHPをのぞかせていただきましたが、社長さん、まだ元気にご活躍中で、ホッとしました。)
しかし、次に転職した事務所で、
同じようなかたちで担当させていただいている社長さんに励ましのコトバをおかけしましたら(少し業績が落ちてこられてたので)、
同席していた所長に後から(その会社を出て2人になってから)
「無責任なことを言うな!」と怒られてしまいました。
その会社の経営のことは、経営者である社長が1番よく分かってるんや、
何もわかってないお前が軽々しく「頑張って下さい」なんて言うな!
ってことでしょう。
モグラ叩きのモグラのように叩かれた気持ちになりました。
そこから萎縮がはじまり、わたしが経営者に励ましのコトバをかけることは一切なくなりました。
(淡々と数字のご報告だけをこなすことに終始。)
独立開業をしたことで、萎縮生活は幕を閉じました。
わたしのカラーの復活です。
しかし、現在は単純に励ましのコトバをかけるのではなくて、
数字に基づいたお話の中や、今後の目標設定させていただく場面などで、
前向きなコトバをお伝えするようにしております。
たしかに、その会社の経営のことは、経営者が1番に分かっており、
わたしは数字上のことは言えても、経営上の具体的なことは言えないのかもしれませんが、
顧問をしている税理士が、お客さまの成長を願うことは当然のことだと思いますし、
それをコトバに出すことが無責任なことだとは思わないからです。
それに、コトバにはチカラがある。
「御社は、前年と比較して、今期はこんなにも伸びました。営業も頑張っておられるし、
この調子で来期はもっと伸びますね。」
コトバに出してみる。
わたしはそう願っているし、
経営者にも前向きな目標を持っていただくことで、その会社によい流れが生まれると考えています。
たまに厳しいことも申し上げ、自分が鬼コーチにでもなったようにかんじる場面もありますが。(^_^;)
お客さまを元気にできる税理士でありたいと思います。
☆★☆ 編集後記 ☆★☆
昨日、安室奈美恵さんのアルバム Finally が届きました☆
安室さんは学生時代から好きなアーティストの1人です。
アラフォーには見えないキュートさ。実力もあって本当にカッコイイ。
同じ女性でも憧れます。
来年引退されるのは残念ですが、音楽はずっと生き続けると思います。
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